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プロローグ
養蜂家Tさんからの電話
梅雨時期のとある朝。
LDKから足早にこちらへ向かう嫁の気配です。
きた!きたで!!
何事ですかな
Tさんから電話!代わって!
おー!!よっしゃ!
5月にニホンミツバチの巣箱見学に連れて行ってくれた、養蜂家のTさんがTELをくれました。
どうやら蜂蜜採取の時期がきているらしく、
「 近々ミツバチの採蜜一緒に行くかー? 」とのお誘いです。
話はまたしてもトントン拍子に進み、7月17日の海の日にお供する事になりました。
めちゃ×2楽しみーー!!
日本蜜蜂の採蜜
いよいよ初の蜂蜜採取当日です。
朝6時に集合して前回同様、Tさんの車に付いて走ります。
採蜜の服装・装備
黒い服装はミツバチを刺激するらしく、この日のために準備した上下白っぽい長袖長ズボンで採蜜に挑みます。
更にマムシ対策の長靴を履き、養蜂用の面布を借り、手袋を装着して準備完了です。
(ちょっと暑い・・・)
蜜蜂だらけの巣箱
「今日はこの巣箱の蜂蜜とるからな!」
Tさんが指し示す巣箱には日本蜜蜂が大量に群がっています。
前回の見学時とは比べ物にならない、ちょっと引くほどのミツバチ量です。
蜂達を観察すると、誰も以前のように脚に花粉をつけていません。
Tさん曰く、「これが健全な巣箱の状態」なのだそうです。
準備作業開始!
作業がしやすいように鎌で周辺の草を刈ります。
中のミツバチ達が逃げやすい様に、小枝で巣箱を浮かせて隙間を作っています。
草刈りが終わると、何やら鎌で巣箱をコンコンと叩くTさん。
聞くと叩いた感じでミツバチの巣の向きを調べ、作業のしやすい面の壁を外すとのことです。
open the 巣箱
電動ドライバーで、ビスで止めていた巣箱の壁を外します。
分割式の板を下から外していくと・・・中も蜜蜂だらけです!
2年越しのハチの巣
板を外した巣箱の中には、大層立派な蜂の巣ができていました。
ミツバチ達は2年間もかけて、この巣をここまで大きくしたそうです。
年に一度の採蜜
1年に何度か蜂蜜を採取できる西洋蜜蜂と違い、日本蜜蜂は年に1回しか採蜜できないそうです。
細長い包丁を手にしたTさん、無造作にザクザク蜂の巣を採取していきます。
巣の断面を見せてくれました。
こんなに綺麗なものを作り出す自然と蜜蜂達に尊敬の念を抱きます。
同時に太古の昔にこの養蜂手法を開発し、それを現代まで繋いできた人類の地道な営みにも頭が下がる思いです。
遥か悠久の古代にまで想いを馳るぱぴりすを他所に、あっという間に大バケツが満タンになっていました。
巣箱復旧・採蜜の時期
蜂の巣採取も無事終わり、外した外壁板を復旧しておきます。
今の暑い時期に採蜜しておけば、寒くなるまでに蜜蜂が自分達の力で冬支度を整えることができるそうです。
2年間の努力の結晶をガッサリいかれても挫けない蜜蜂達のガッツ。見習いたいものです。
採蜜完了・おみやげ
Tさんの言い付け通りしっかり持参したタッパに、たっぷり蜂の巣を分けていただきました。
Tさんは大バケツの蜂の巣をあらかた砕き、車の荷台で濾過しながら帰るそうです。
「これで7升ぐらいはあるなー!」
大収穫に満足気なTさんでした。
エピローグ
蜂蜜の瓶詰め
持ち帰った蜂の巣は、嫁の丹念な濾過作業を経てその日のうちに大部分が容器に詰められました。
今まで出会った中でも特に香りが良く、濃厚で美味な蜂蜜でした。
この日を待ち侘びていた嫁も、ついに念願の採蜜見学ができ大満足の様子でした。
めちゃ×2美味しーーー!!!
今後の養蜂スケジュール
養蜂家Tさんの今後は、あちこちの山にある沢山の巣箱を順番に採蜜していきます。
基本的には1日1箱、朝からこうして作業していくそうです。
今回の採蜜作業は時間にして1時間足らずでしたが、装備のこともあり早朝でないとキビしい暑さです。
Tさん、引き続き頑張って下さい。
ありがとうございました!