ほっと一息 アルストツーリング|バイクでキャンプ気分を味わう道具

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バイクツーリングで日常から抜け出し、美しい自然の中でいただくホットコーヒーは格別です。

“アルスト”ことアルコールストーブは手のひらサイズの携帯用ミニコンロで、手軽にお湯を沸かしたり料理ができる道具です。

今回アウトドア用品で有名なトランギアのクッカーセットを使い、初めてのソロキャンプ気分を味わってみました。

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トランギアのアルコールストーブ

Trangia(トランギア)社

Trangia(トランギア)社は1925年創業のアウトドア用品メーカーで、本拠地スウェーデンから発信する実用的なアイテムは世界中のキャンパーや登山家に愛され続けています。

アルコールストーブ

アルコールストーブは市販の燃料アルコールを使用する小さな炎ながら、コーヒー1杯程度のお湯ならほんの数分で沸かすことができる道具です。

トランギアのアルコールストーブと五徳

トランギアのアルコールストーブは、日本ではアルコールバーナー、本場スウェーデンではスピリットバーナーの呼び名で親しまれています。

メスティンスターターBOX

今回トランギア社の「メスティンスターターBOX」をアルストツーリングで使用しました。

プレゼントにもおすすめの「メスティンスターターBOX」※ラッピングは別売

キャンプ初心者にもおすすめで、プレゼントにも喜ばれる基本セットになっています。

【メスティンスターターBOXのセット内容】

アルコールバーナー・収納袋付きの五徳・メスティン・EVAケース、単品で販売もされているトランギア製品の4点セットです。

アルコールバーナー・五徳(収納袋付)・メスティン・EVAケース
  • アルコールバーナー (TR-B25)
    定価¥3,630
  • 五徳(TR-P302)収納袋付
    トライアングルグリッドⅡ型
    定価¥2,420
  • メスティン(TR-210)
    定価¥2,420
  • メスティン用EVAケース
    (TR-619200)
    定価¥3,190

※2025年1月現在の価格(税込)
セット内容の合計は定価で¥11,660-、それぞれ単品で購入するよりもお買い得です。

ラージサイズメスティン(TR-209)のスターターBOXもあり、トランギアからは用途で選べる様々なクッカーセットが販売されています。

参考:トランギア公式サイト

アルコールバーナー TR-B25

TR-B25の素材は真鍮で、熱伝導が良く使い込むほどに味が出ます。
アルコールバーナーは本体タンク部、パッキン付きのタンク用蓋、消化・火力調整用のスライド蓋、3つの部品で構成されます。

アルコールバーナータンク(本体)、タンク蓋、消化・火力調整用蓋

見えない本体の空洞部に仕込まれたコットン芯材が燃料を火口穴付近まで吸い上げ、アルコールが気化して炎が安定する仕組みです。

五徳(ゴトク)TR-P302 トライアングルグリッドⅡ型

TR-P302 トライアングルグリッドⅡ型は、アルコールバーナーの火にかけるクッカーの台座となる五徳です。
移動時に場所をとらないステンレス板3枚の組み立て式で、収納袋も付属しています。

メスティン TR-210

アルミ製のメスティンは飯ごう炊飯もできるキャンプの定番品ですが、今のところは水を入れてお湯を沸かすケトルの代用品として使っています。

メスティンに、アルコールバーナーと五徳が余裕を持って入ります

大きさは長さ17㎝・幅9.5㎝・高さ6.2㎝、アルコールバーナーと五徳が余裕を持って収納できるサイズで装備をコンパクト化できまます。

メスティン用EVAケース TR-619200

メスティンがピッタリ入る、丈夫なEVA樹脂製の保護ケースです。
いざお湯を沸かす時には、スキットルやライターなどの仮置き場にも使えます。

別購入の道具をスタッキング

スタッキングは「積み重ねる」的な意味を持ち、アウトドア業界ではコッヘルやフライパンなどクッカーの省スペース収納を表す用語として使われています。

少々ニュアンスが違うかもですがアルツーを身軽に楽しむため、メスティンに必需品をスタッキングできるよう考えて購入しました。

4oz(118ml)のスキットル

市販の燃料用アルコール容器のまま持ち運ぶと嵩張るので、トランギアセットのメスティンに収まる大きさの4ozスキットルを購入しました。

燃料用アルコールの携帯にも重宝するスキットル

古くからウイスキーなどの携帯用に使用されているスキットル(ヒップフラスコ)は、燃料用アルコールを持ち運ぶ容器としても最適です。

唯一4ozサイズのスキットルはトランギアセットにぴったり入ります

スキットルは7oz前後が一般的なサイズですが、4ozでもカップ1杯200ml程度のお湯を沸かすアルツーであれば4〜5回分の燃料が入ります。

トランギアからも“TR-5060″や“TR-5061″など安全なアルコール専用の燃料ボトル(フューエルボトル)が販売されています。

燃料用アルコール

主成分はメタノール(メチルアルコール)とエタノール(エチルアルコール)などで、アルコールストーブには欠かせない燃料です。

ケンエー燃料用アルコール

燃料用アルコールはホームセンターや薬局でも手軽に購入できますが、引火性が高く取り扱いには注意が必要です。

漏斗(じょうご・ろうと)

漏斗はスキットルなど注ぎ口が小さい容器に液体などを注ぐための、ラッパのように先細りになった道具です。

こぼさないように漏斗を使ってスキットルに燃料用アルコールを入れます

漏斗はスキットルとセットで販売されている場合もありますが、残りはバイク整備などでも使える漏斗3個セットを100均で購入しました。

ロングノズルライター

ロングノズルタイプのライターは、アルコールストーブの着火に使います。

より長いほうが安全ですが、こちらもメスティンに無理なく入るミニサイズ(15センチ程度)で探して100均で購入しました。

インスタントコーヒー

一杯分が個包装されたインスタントコーヒー程度ならまだメスティンに入ります。

スティックタイプ

スティックタイプはお湯を注ぐだけのお手軽さで、珈琲だけでなくカフェオレなど甘い系のホットドリンクも楽しめます。

濃厚な味わい。スターバックスのスティックコーヒー

ドリップバックタイプ

少し手間が増えますが、ブラック派であればこちらでしょうか。

こだわりのブラック。スタバのドリップコーヒー“オリガミ”

最初にコーヒー粉に沁み渡る量のお湯をかけ30秒ほど蒸らし、それから溢れない程度にお湯を注ぎ足すのが美味しくいただく淹れ方です。

ドリップタイプは最後に搾ってもコーヒー粉に水分が残るため、少し多めにお湯を沸かしたほうが良さそうです。

アルストツーリングの装備品

アルストポイントまでバイクの停車場所から歩くこともあり、現在は道具一式が入る容量のヒップバッグを使っています。

【アルストツーリングに持っていくもの】

  1. トランギアセット
    (アルコールバーナー・五徳・メスティン・ケース)
  2. メスティンの別購入品
    (スキットル・ライター・インスタントコーヒー)
  3. ヒップバッグ
  4. 水(飲料水用ボトル)
  5. マグカップ
  6. タオルとゴミ袋

ヒップバック以外でも大きめのウエストバッグやリュック、脱着が手軽にできるタンクバッグやシートバッグなどがあれば大丈夫です。

RSタイチの大容量ヒップバッグ RSB268

有名バイク用品メーカーRSタイチのRSB268は、アルストツーリングのために生まれたような大容量ヒップバッグです。 

左右のポケットに500mlのペットボトルが2本入り、トランギアのセットとタンデムならマグカップ2個、まだオヤツなどが入る余裕があります。

▪︎容量10L・カラー4色・サイズ:幅39×高さ22×マチ11(cm)

飲料水用ボトル・水筒

アルツー先に上水道の設備が整っていない場面も多く、水を入れた飲料水用のボトルや小さな水筒を持参する必要があります。

使うお湯の量でよって大きさや本数が変わりますが、市販ジュースの空になったペットボトルなどでも十分代用が可能です。

マグカップ

マグカップは家にあるもので大丈夫ですが、冬場は温かい飲み物が冷めにくい蓋付きの真空マグカップがあればモアベターです。

あれば便利なアイテム

アルストツーリングをより快適にする用品は数え上げればキリがありませんが、荷物量と相談しながらの検討になります。

着火用イグナイタ

最近知りましたが、「イグナイタ」なるオイルが不要の小さな着火用アウトドアギアもあります。

キャンプ用ケトル

ケトルは注ぎ口がついたお湯を沸かす道具で、実用的な“小型やかん”といった所でしょうか。

沸かしたお湯を注ぎやすいケトルにも容量サイズがあり、クッカーと一緒にスタッキングできるタイプがキャンプでは人気のようです。

風除けウインドスクリーン

アルコールストーブの弱点である“風”から火を守るアイテムで、折りたたんでコンパクトに収納できる点も魅力です。

レビュー:冬場の初アルツー

少し遅めの目的地到着でしたが、昨年末の走り納めが初のアルストツーリングになりました。

2024年12月28日走り納め。初アルストツーリング

アルコールストーブの小さな温もりに感動しつつ、野外で初めてお湯を沸かして淹れた温かいコーヒーはかつてない充足感を与えてくれました。

以来マグカップを忘れたりと失敗もしつつ、今では寒い冬バイクの小さな楽しみになっています。

アルストで楽しむ冬場のちょい乗り

バイクのためにも定期的にエンジンをかけて走りたいところですが、冬場は路面凍結の心配もあり山間部へのツーリングは制限されます。

近場のお気に入り場所で楽しめる冬のアルストツーリング

寒さからツーリングの回数も減ってしまいがちですが、近場の行き慣れた場所でもアルストのお陰で今までと違った楽しみが増えました。

アルコールストーブの使い方

最初はまごまごしたアルコールストーブの取り扱いも、数回行くとさすがに慣れてきました。

①ゴトクの組み立て

燃料ロスを少なくするために、先にゴトクを組み立てておきます。
ゴトクにはアルコールストーブを乗せて使うタイプもありますが、分割式は先に火をつけて後から被せるように設置しています。

②水の準備

続いてメスティンに水も注いでおきます。
水はコーヒー1杯程度なら200ml程度、ドリップバッグの場合はコーヒー粉に吸収される分を考えて少し多めに沸かしています。

③燃料用アルコールを入れて点火

燃料アルコールをアルコールストーブの2/3(70ml)程度入れて、ロングノズルライターで点火します。

アルコールストーブの炎は青白く、日光のもとではほとんど見えません。
不用意に手をかざしたり、燃料の継ぎ足しなど絶対しないようにしましょう。

④ゴトクとメスティンを設置

アルコールストーブの点火を確認したら五徳を置き、水の入ったメスティンを乗せます。

五徳に水を入れたメスティンを設置

コーヒー1杯分200ml程度の水であれば、ほんの数分でお湯が沸きます。

⑤インスタントコーヒーの準備・お湯を注ぐ

インスタントのコーヒー粉の準備は、お湯が沸く待ち時間に済ませておきます。
お湯が沸いたら、こぼさないよう慎重にメスティンからマグカップへ注ぎます。

⑥消火用の蓋(フタ)で火を消す

コーヒーを淹れ終わったら、アルコールストーブに消化用の蓋をかぶせて消火します。

火力も調整できる消火用の蓋をかぶせて火を消します

消化用蓋の上部はスライドして火力を調整することもできますが、今のところまだ火力調整用としては使っていません。

⑦タンク蓋(フタ)を締める

タンク蓋のパッキンを熱で傷めないよう、アルコールストーブが冷めてから蓋をします。

本体タンク蓋はアルコールストーブが冷めてからしっかり締める

残った燃料用アルコールはスキットルに戻さずそのまま蓋をしていますが、移動中もパッキンのおかげで漏れたりはしていないようです。

野外での注意点

火を使うアルコールストーブは使用場所に注意を払い、万が一の場合には濡れタオルを被せるなどの対応ができる用意をしておけば安心です。

また安全面だけでなく、袋を持参してゴミを持ち帰るなどマナーを守って楽しみましょう。

あとがき

アルコールストーブは、昨年ツーリング先で偶然知り合った方から色々教えていただきました。
バイクの小さな楽しみが増えた出会いに感謝しています。

初めてアルコールストーブで淹れた1杯。

冷たい飲み物が欲しくなる夏場にどうなるかはまだ未知数ですが、これからは釣りや旅行・レジャーのお供にも活躍しそうです。

また敷居の高いジャンルですが、いつかクッカーセットなどを積み何泊もするような本格的なソロキャンプツーリングにも行けたらと思います。