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名勝地 三保松原(みほのまつばら)
新日本三景
古くから富士山をのぞむ聖地であった三保松原は、大正時代に新日本三景に選ばれています。
静岡県にある三保半島、海岸線の5㎞にもわたる松林が三保松原と呼ばれています。
富士山世界文化遺産の構成資産
歌川広重の「富嶽三十六景」をはじめ、古来より富士山・海・松を描いた絵画は数多くあり、心を打つ風景として国内外で広く知られてきました。
そうした人々の美意識の原点となったのが、ここ三保松原の景色だと言われています。
浮世絵に描かれ万葉の歌人に詠まれ多くの芸術に影響を与えた三保松原は、2013年に「富士山世界文化遺産の構成資産」に登録されています。
三保松原 富士山の見頃
富士山が美しく見えるシーズンは空気の澄む冬の11月から3月、中でも2月が雪化粧の富士山が最も美しく見えるベストシーズンだそうです。
10月前半に訪れたこの日は、雲の向こうにチラリと富士山の影が見えただけでした。
アクセス
【住所】
静岡県静岡市清水区三保1338-45
- 車・バイク
東名高速道路 清水IC・日本平久能山IC
から約25分(無料駐車場あり) - 電車・バス
JR清水駅〜バス約25分、徒歩約15分
天女の羽衣伝説
昔々のとある春の日。
三保の若い漁師が、浜辺の松にかかる羽衣を見つけました。
そこへ天女が現れ羽衣を返すように頼みます。
漁師:天女の舞を舞ってくれれば返す。
天女:羽衣がないと舞うことができません。
先にお返し下さい。
漁師:返した途端、飛んで逃げてしまうだろう?
天女:嘘をつくのは人間だけ。
天人に嘘はありません。
漁師は天女の真摯な言葉で自分の行為が恥ずかしくなり、羽衣を天女に返しました。
天女は喜び約束通り美しい舞を披露すると、そのまま富士山を飛び越え天に昇ったといいます。
能の演目にもなっている天女の羽衣伝説は、内容が違えど日本各地に伝わっています。
浮世離れした美しい風景は昔の人々の想像力を駆立てたのでしょう。
羽衣の松
三保松原の一画に天女が舞い降り衣をかけたと伝わる羽衣の松が、三代目となり現代にその姿を残します。
松林を抜けると駿河湾をのぞむ美しい海岸線が広がります。
清水区三保周辺
静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」
無料駐車場から三保松原への順路に静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」の美しい建物があります。
三保松原の魅力を発信し価値や歴史文化を学べる資料が展示されています。
縁結びのパワースポット 御穂神社
古くは平安時代の書物に記載が残る由緒ある神社です。
三保松原に舞い降りた天女の衣の切れ端と伝わる「天女の裂(きれ)」が所蔵されており、縁結びのパワースポットとしても注目されています。