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一年以上エンジンをかけなかったバイクは、ほとんどの場合充電も出来ないぐらい完全にバッテリーが上がってしまいます。
前回のキャブレター清掃と並行して、長期間乗らなかったバイクのバッテリーとスパークプラグを自分で交換してみました。
バッテリー交換
バッテリー交換は構造上なかなか困難な車種もありますが、ほとんどの場合は最も手軽で効果絶大なレストア方法の一つです。

バッテリーの寿命
バッテリーが古くなるとエンジンのかかりが悪くなったり、ヘッドライトやメーターパネルの液晶が暗くなったりと、様々な兆候が現れます。
バイクの使用頻度や保管状況によっても大きく左右されるため、一概に耐久年数を測ることはできませんが、不具合の状態に応じて交換も検討するほうが良さそうです。
バッテリー交換の費用
バッテリー本体の大きさや価格は車種によって異なります。
ヤマハTT250Rの純正バッテリーは、バッテリーメーカー「GSユアサ」の“GS GT7B-4”です。
「GSユアサ」は100年以上の歴史を誇る世界的に有名なメーカーで、多くの車種に純正採用されています。
バイク屋さんでバッテリー交換する場合、通常はバッテリー本体の値段に加え、交換手間費や古いバッテリーの処分費として数千円程度の費用がかかります。
台湾YUASAバッテリーを自分で交換
GSユアサバッテリーの信頼度は抜群ですが、その分購入する費用も高くつきます。
対して昔から比較的安価で流通しているのが「台湾YUASA」のバッテリーです。
他の安価な輸入バッテリーも色々試しましたが、台湾ユアサのバッテリーをネットで購入して自分で交換するスタイルに長らく定着しています。
バッテリー交換の手順
バッテリーの脱着はバイクのキーを抜き、完全に電源OFFの状態から始めます。
取り外しはまずはマイナス端子を外し、続いてプラス端子を取り外すだけの簡単な作業です。
取り付け時はプラス端子からマイナス端子の順番で接続します。
スパークプラグ交換
バイクはエンジン内で燃料を爆発させることにより動力を得ますが、この爆発のきっかけとなる着火装置がスパークプラグです。
これも車種によって本数や種類が変わります。

スパークプラグは比較的安価ですが、定期的に交換が必要な重要部品でもあります。
スパークプラグ交換手順
スパークプラグを交換する時はキーを抜き、エンジンが冷えた状態で行います。
自分のバイクに適合するスパークプラグを準備して作業にかかります。
プラグ周辺の清掃
まずはプラグコードを外し、エンジン内部にゴミが落ちないようにプラグ周辺を清掃します。

プラグ周りの清掃はコンプレッサーとダスターガンがあれば理想ですが、なければ家庭用の掃除機、電動ブロアーなどを使います。
夜間など音が気になる場合は、エアースプレー缶などがあれば便利です。
プラグの取り外し
周りが綺麗になったらスパークプラグを取り外します。

プラグを外す専用工具もありますが、自分で交換する場合は車載工具でも全く問題ありません。
新しいプラグの取り付け
新しいプラグの取り付けは、ネジ山をきっちり合わせて規定のトルク値通りに締め付ければ完了です。

まとめ
バッテリーもスパークプラグも比較的手軽に自分で交換できる部品です。
バイクの不調を感じても原因が分からない場合、手始めに簡単なレストアから始めてみるのも良いかもしれませんね。
