洗面室DIYリフォーム手順と方法|リフォームに大切なこと・注意点

リフォーム

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現況の確認と修理内容の打ち合わせ

ぱぴりすです。洗面室の床がベコベコすると相談を受けて見てきました。

現況:洗面脱衣室床板の腐食と古くなった洗面化粧台

お家にお伺いすると洗面所の床が気になるとのことで案内して頂きました。
仰るように足で踏むと、洗面化粧台周辺の床板がベコベコたわみます。

床下の湿気を吸って床板のベニヤ板が劣化することも多いですが、今回はたわみが局所的であることと踏んだ感触でクッションフロアの下に水が回り床のベニヤ板の腐食が進んでいることが分かりました。

後は洗面台も40年位は使っているので床の修理を期に新しく入れ替えたいとのことでした。

現況を確認しながら洗面脱衣室の現在の使用状況やその他の要望を聞き取りします。

打合せ:修理範囲と方法の相談と確認

床の修理方法にも色々あり、大きく分けると
今の床に張っているベニヤ板を全てめくって新しい板に張替えるやり方と、
傷んだ床板の上からもう一枚新しい板を張るという2種類の方法があります。

①、②共に現在仕上げに貼っているクッションフロアはめくる必要があります。

今回のケースは廊下や洋室で起こる床下の湿気による劣化現象と原因が異なります。
何らかの理由で漏れた水が床板を腐食させている事が明らかなのでの方法では床下の状況も確認できず不安が残ります。

打合せの上、腐食した一部の床板は撤去して床下の状況を確認した後に張替え、更に全体的に新しいベニヤ板上から全面に張るの複合提案でまとまりました。

【 打 合 せ 内 容 】

  • 床板は一部の劣化した部分を張替えた後、更に上から新しいベニヤ板を全面に張る
  • 以前と同様にクッションフロアを仕上げに貼る
  • 壁と巾木はそのまま使用する
  • 洗面化粧台を単水栓仕様の商品で取替える

床の張替え作業は巾木(はばき)と呼ばれるの壁と床の取り合いの板も入替えるほうがやり易いのですが、この洗面所は巾木を撤去すると左官で仕上げた壁まで傷めることになります。

壁の修理にまで工事範囲が及ぶと工期が予算も上がってしまうので、今回は最初のご要望通り床の修理と洗面化粧台入替の方向で工事を進めることになりました。

現況の洗面化粧台は2ハンドルの混合水栓が付いていましたが、お湯の配管はきていませんでした。

近頃の家庭用水栓はレバーハンドルが主流になっていますが、洗面下台は今までと使い方の変わらない通常ハンドルの単水栓仕様に決まりました。

事前の準備とリフォーム当日の工程

資材の調達と搬入

作業の前日までに段取りした資材を積込み搬入します。これにまだ他の道具類もあるので結構な荷になりました。

それぞれの置き場所と作業場所は事前に打ち合わせで決めておきます。

1つの忘れ物がリフォーム全体の作業効率を大きく低下させることもあるので、必要なものは全て前日までにしっかり準備と確認をしておきます。

作業導線の養生

玄関ホールから廊下、洗面脱衣室までの作業導線の床を養生します。

何度も資材や道具を持って行き来するので養生はしておいた方が無難です。

洗面化粧台の撤去

ミラーキャビネットを外した後、量水器のバルブで水を止めて洗面下台を外します。

水を止める時間が最短で済むように出来る準備は全て整えてから作業にかかります。

腐食した部分の床板張替え

クッションフロアをめくり、水を吸って腐食した部分の床板を大きくめくって新しい板に張替えます。

張替えない部分の床板も根太と呼ばれる下地の横架木材に再度しっかりビスで増し締めしておきます。

新しい床板の上張り

新しいベニヤ板を切り合わせて洗面脱衣室の床全面に張ります。

板の継ぎ目は張替え部とズラします。
クッションフロアの仕上がりにも影響するので隙間が出来ないようにきっちり張ります。

クッションフロア貼り

専用のボンドを塗布して新しいクッションフロアを貼ります。

クッションフロアが貼れたら既存の敷居や巾木、タイル、排水配管周りの取り合いをコーキング剤で処理します。

新しい洗面化粧台の取付け

量水器のバルブで水を止めて洗面化粧台の下台を固定し、止水栓を取付接続した後に再度バルブで水を開けます。

水漏れがないかを確認してミラーキャビネットも取り付けます。

確認・清掃・完了

最後に再度水漏れがないかの確認と掃除を終えて完成です。

今回は洗面所全体ではなく範囲を絞った工事内容でしたが、床もしっかりして綺麗に見違えたと喜んでいただきました。

どんな大変さもこういった喜びのお言葉で一気に癒されます。
壁や巾木は随分前にご自分達で塗装されたそうです。また機会があれば良い提案をしたいと思います。

リフォームの注意点・大切なこと

DIYの注意点

自分のイメージを形にでき費用も抑えることができるDIYは非常に魅力的です。

DIYにおいてはキチンとした知識を持って安全第一で進めることが肝心です。
仕上げのミスはやり直しが出来ますが、ケガなどしてしまっては元も子もありません。

くれぐれも安全の為の一手間は惜しまないようにしましょう。

リフォーム工事の成功に大切なこと

多くの人がリフォーム工事を体験するのは人生で数回きりです。
大事なお家のリフォームを成功させるのに大切はことは何でしょうか。

業者に依頼する場合、リフォーム工事には多くの人が関わります。
工事を依頼する側の施主と近隣の住人方、請け負う側の営業や現場監督、職人、各資材を販売する担当者など全てが欠かせない重要な要素です。

リフォームの成功の為に一番大切なことは、工事を依頼する側と請け負う側の要望と知識を共有する『 相互理解 』であり、人と人との人間関係こそがリフォーム成功の秘訣であると考えます。

工事というものは費用ありきですが、お互いの要望や立場をしっかり汲み取り、良い関係が築けて初めて成功へのスタートラインに立つのではないでしょうか。

まずはじっくり話し合って不安を取り除き、同じ目標に向かって進める信頼できるパートナーを見つけること。
大変なことですが皆様のリフォーム成功を願っています。