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岩湧山(いわわきさん)
金剛生駒紀泉国定公園
大阪府と奈良県にある山脈地帯は、美しい景観と点在する歴史的価値のある寺社仏閣などが高い評価を受け、昭和33年に金剛生駒国定公園に指定されました。
その後府県境の和泉葛城山系が組み込まれ、平成8年に金剛生駒国定公園から金剛生駒紀泉国定公園に名称が改められました。
名勝 岩湧山
大阪府に名勝指定されている岩湧山は広大な金剛生駒紀泉国定公園の一部でもあり、大阪府河内長野市にある標高897.7mの自然豊かな山です。
いわわきのもり 四季彩館
森林公園 岩湧きの森
岩湧きの森とは岩湧山の中腹あたりの一帯を指し、自然と歴史を学ぶ人々の交流の場として大阪府と河内長野市が整備した森林公園です。
四季彩館(しきさいかん)
四季彩館は森林公園内のハイキングコースの休憩場として無料開放されており、標高500mに位置するそのテラスからは大和葛城山・二上山・生駒山の美しい景色を見渡すことができます。
国内産の木材で建てられた四季彩館内は、豊かな自然植物の情報提供の場としても使用されています。
アクセス・営業時間
岩湧きの森 四季彩館
【住所】大阪府河内長野市加賀田3822−1
【開館時間】10:00〜16:30 ※入館無料
【休館日】月・火(祝日の場合は翌日)年末年始
【駐車場】全面・周辺合わせて約70台。無料
岩湧きの森 6つのハイキングコース
岩湧きの森には「いわわきの道・ぎょうじゃの道・みはらしの道・いにしえの道・きゅうざかの道・すぎこだちの道」と6つのハイキングコースがあり、四季折々の植物や景色を眺めながらのんびり散策することができます。
岩湧寺(いわわきでら)
岩湧寺の由来
岩湧山の北側中腹に建立された岩湧寺は、七世紀の末頃に文武天皇の願いを受け建立された勅願寺であり、修験者(山伏)役小角(えんのおづぬ)の開祖であると伝わります。
役小角(えんのおづの)=役行者
役行者(えんのぎょうじゃ)は本名を役小角といい読み方は諸説があります。
飛鳥時代に生きた役小角は修験道の開祖と言われおり、数々の古文書に多くの超人的な逸話が残されている実在の人物です。
多宝塔(重要文化財)
四季彩館からハイキングコースを少し登ると岩湧寺の境内と多宝塔が見えてきます。
室町時代に建立された多宝塔と平安時代末期に造られた多宝塔本尊の大日如来像は国の重要文化財に指定されています。
樹齢400年の杉林
境内の杉林は足元の幹の太さが3mを越えるものもあり樹齢400年以上とされています。
岩湧寺本堂
岩湧寺本堂は江戸時代初期の建立で市指定文化財になっています。
本堂ないの厨子(ずし:本尊や位牌を安置する仏具)は室町時代後期のものと言われています。
庫裡(くり)
寺務所をかねた台所であり、寺院とつながっている住職やその家族の住居であったりもする建物を仏教用語で庫裡と呼ぶそうです。