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徳川家康と駿府城
戦国時代から天下泰平の時代へ
駿府城は天正13年(1585)に徳川家康によって戦国時代の城郭に整備されましたが、もとは竹千代と呼ばれた幼少期に人質として送られた(1549)駿府の実力者、今川義元の本拠地 今川館でした。
桶狭間の合戦(1560)で織田信長により今川義元が倒れ、武田信玄との戦いを経て駿府は徳川家康の所領となります(1582)。
家康は小牧長久手の合戦(1584)の後 豊臣秀吉に臣従、浜松城からここ駿府城に移ります(1586〜1590)が数年後には関東に移封されます。
関ヶ原の合戦(1600)を経て江戸に幕府を開いた後、将軍職を徳川秀忠に譲り大御所となった徳川家康は駿府城を再び居城とし晩年を過ごしながら天下泰平の地盤を固めました。(1607〜1616)
駿府城公園
駿府城公園へのアクセス
駿府城があった場所は現在駿府城公園として緑豊かに整備されています。
【駿府城公園】
静岡市葵区駿府城公園1−1
・東海道新幹線静岡駅より徒歩15分
・専用駐車場なし。近隣有料駐車場あり
東御門 巽櫓・坤櫓・紅葉山庭園
復元された東御門 巽櫓には駿府城の歴史を知る展示がされています。
【入館時間】9:00〜16:30 (最終入場16:00)
【入場料 】3施設で¥360
※月曜定休、祝日の場合翌日
天守台発掘調査
駿府城公園内では2023年現在も常時見学可能な天守台の発掘調査が進んでいます。
発掘調査現場の仮囲いには所々に透明な板を張ったのぞき窓が設けられています。
近いうちに歴史の常識を覆すような大発見があるやも知れません。
併設された「発掘情報館きゃっしゅる」では発掘調査の成果が展示されています。
また駿府城に関しては天守閣の復元も期待したいところです。
徳川家康像
駿府城の本丸跡には鷹狩りをする晩年の徳川家康像が立ち、彼が愛した駿府の街を今も見守っています。
徳川家康お手植えのみかん
家康公の像のそばには自ら植えたとされる、みかんの木の子孫が現在も残されています。
駿府城公園周辺の名所
駿河國総社 静岡浅間神社
静岡浅間神社は神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の総称で、竹千代(家康の幼名)の元服式が行われた神社です。
今川家一族の娘(築山殿)と竹千代の結婚に際し、今川義元自らが烏帽子親となり家康は元服したと伝わります。
【住所】静岡市葵区宮ヶ崎町102−1
大拝殿、舞殿、楼門など多くの建物が重要文化財に指定されています。
【電車・バス】
東海道新幹線静岡駅
↓
バス停 赤鳥居浅間神社入口下車すぐ
▪︎境内参詣自由 ※駐車場90台あり
臨済寺(りんざいじ)
幼い家康が今川家の軍師から手ほどきを受けていた学び舎で「竹千代手習いの間」があります。
修行寺であるため年に2回、春は今川義元の命日である5月19日、秋は家康が信奉したご本尊「摩利支天像」の祈祷に合わせて特別公開されます。
【住所】静岡市葵区大岩町7−1
今川家の氏神である浅間神社には今川氏の墓所のほか、江戸に国替になった家康公に代わって駿府城主を務めた豊臣秀吉の家臣、中村一氏のお墓もあります。
▪︎JR静岡駅〜バスで15分、徒歩約5分