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大阪府と奈良県にまたがる大和葛城山、標高959mの山頂付近には葛城高原があり、広々とした展望の高台一帯は国定公園の一部になっています。
葛城高原までは車やバイクで行くことができないため、麓からロープウェイや登山ルートを使って向かいます。GW前後が見頃のツツジ、キャンプやハイキング、秋にはやススキの景色や紅葉など、一年を通じて楽しめる人気スポットになっています。
大和葛城山 水越峠の登山ルート
ゴールデンウィーク後の最初の土曜日「ツツジの見頃は週末まで」とのニュースを受け、バイクでツーリングがてら葛城山へ向かいました。
水越峠(みずこしとうげ)
水越峠の歴史は古く、南河内と南大和(現在の大阪府南河内郡千早赤阪村と奈良県御所市)を結び、葛城山と金剛山を隔てる峠道の呼び名です。
峠道の頂上あたりが大阪府と奈良県の分水地点となっており、大和葛城山の山頂へと続く登山ルートのスタート地点です。
登山コースへのアクセス
大阪方面から国道309号線を奈良方面へ走り、水越トンネル手前を右斜めに入った山道(水越峠)を奈良方面に約1.5kmほど登ります。
車の駐車は厳しそうな峠の頂上付近にバイクは数台停まっており、とりあえず脇に寄せて登り口付近に駐車することができました。
峠道の駐車場
国道309号の分岐から約1.2kmほど山道を登っていくと、右側に25台程度駐車可能な水越川公共駐車場があります。
【水越川公共駐車場・登山口駐車場の住所】
大阪府南河内郡千早赤阪村水分
更に200mほど進むと左側に7〜8台ほど駐車できる登山口駐車場があります。
共に駐車料金は無料ですが、小さな駐車場はすぐに満車になるため、峠道沿いには何十台という車が路上脇に寄せて駐車していました。
登山ルート 近畿自然歩道
登山ルート近畿自然歩道は葛城山と金剛山を結ぶハイキングコースで、「葛城山ツツジを楽しむみち」として紹介されています。
しっかり登山の装備をされたご夫婦にお話を聞くと、そこまで険しくはないものの初心者楽々ハイキングコースという訳でもないようです。
大和葛城山 山頂までの登山時間
登山にかかる所要時間を聞くと、山頂の葛城高原まで片道で約1時間半、ツツジの展望所まではまた少し歩くとのことです。
「ブーツも履いてるし大丈夫じゃない?」とのことでしたが、お茶など水分の持ち合わせもなく今回は登山ルートを断念しました。
葛城山ロープウェイ乗り場「葛城登山口駅」
続いて教えていただいた奈良の御所市(ごせし)にあるロープウェイ乗り場、葛城登山口駅に向かいます。
先ほどの水越峠の登山スタート地点から奈良方面へ山道を下り、バイクで15分程度の距離です。
葛城登山口駅へのアクセス
大阪方面から車やバイクでロープウェイ乗り場へ直接向かう場合は、国道309号線の水越トンネルを抜ける方が早く着きます。
【葛城登山口駅の住所】
〒639-2312 奈良県御所市櫛羅
和歌山方面から訪れる場合は京奈和自動車道の無料区間を走り、御所南ICから309号線を大阪方面に走ると早そうです。
- 車・バイク
奈良県道30号(山麓線)の信号「櫛羅」〜
県道213号(櫛羅御所線)を山手へ入り約5分 - 電車・バス
近鉄御所駅〜葛城ロープウェイ前行きバス乗車
〜葛城ロープウェイ前駅下車すぐ
ロープウェイ乗車券の料金
葛城山ロープウェイの乗車券には往復券と片道券があり、乗り場のきっぷ売り場窓口やチケット販売機で当日購入することができます。
【ロープウェイの運賃】
区分 | 往復 | 片道 |
大人料金 | ¥1,500 | ¥950 |
子ども料金 | ¥750 | ¥480 |
※6才以上12才未満は子ども料金。1才以上6才未満は乗車券1枚につき1人無償。
※15名以上から人数に応じて団体割引あり。
ロープウェイの営業時間と乗車時間
ロープウェイは基本30分おきの運行ですが、混雑時は臨時運転を実施しています。
【ロープウェイ営業時間】9:10〜17:00
※葛城山ロープウェイは定期的に1ヶ月程の点検期間がありますので、利用の際は確認してから向かうと良いかもしれません。
▪️葛城山ロープウェイ登山口駅
(0745-62-4341)
【ロープウェイの乗車時間】約6分
ロープウェイは約6分で山頂近くの葛城山上駅に到着します。
混雑時は50人ほどを乗せて運行しますが、身動きが取れないほど結構満員です。
山麓売店
葛城登山口駅の売店では飲み物やソフトクリーム、地元のおみやげ品などを購入することができます。
葛城山駐車場
ロープウェイ乗り場近くには、最も近い第1駐車場をはじめいくつかの駐車場があります。
葛城山駐車場の料金
【駐車料金】
- 車・・・一回¥1,000
- バイク・・・一回¥200
ツツジが見頃のシーズンは車が多く、誘導員さんたちが無線で連絡をとりながら空いてる乗り場に近い駐車場へと誘導してくれます。
売店:葛城山麓マルシェ
駐車場からロープウェイ乗り場までには、ちょっとした売店もあります。
葛城登山道
駐車場から歩いてすぐのロープウェイ乗り場付近にも葛城山頂まで行ける登山道があり、帰りは歩きでと片道切符を購入しました。
改札口で駅員さんに「道が荒れている箇所もあって結構大変ですよ。」と声をかけていただき、片道切符を往復キップに交換してもらいました。
「葛城山上駅」から葛城高原まで
ツツジの見納めとあってか、お昼をとっくにまわっていた乗り場はまずまずの混み具合でした。
山頂のロープウェイ葛城山上駅
ロープウェイに乗車して約6分後、あっという間に山頂付近の葛城山上駅に到着しました。
山の上は涼しい上に空気も良く、景色も見応えがあります。
葛城高原までのハイキングコース
ロープーウェイ葛城山上駅から山頂の葛城高原までわずか700m程度の距離ですが、そこそこアップダウンのある道程です。
緑の自然に囲まれたハイキングコースを歩き、山頂の葛城高原まで15分程度かかりました。
展望デッキと休憩処「白樺食堂」
山頂付近の道沿いには、景色を楽しみながらテラスで食事ができる白樺食堂や売店があります。
葛城高原 360°の展望が美しい高台
見晴らしのよい広々とした高台、国定公園の高原高原に到着しました。
秋のススキで有名な山頂付近
秋のススキでも有名な標高959.7mの山頂付近には、眺望や撮影を楽しむ人たちが集まっています。
西側の大阪方面を眺めると、山や街並みの向こうに遠く大阪湾まで見渡せます。
東側には奈良盆地を見下ろす景色が広がっています。
南には葛城高原ロッジが見え、少し下ったあたりが大和葛城山 自然ツツジ園です。
葛城高原ロッジ
葛城高原ロッジはランチや軽食、喫茶店や売店、日帰り入浴場も利用できる憩いのスペースです。
【葛城高原ロッジ 昼食・売店営業時間】
11:00〜15:00
ツツジの名所「大和葛城山 自然ツツジ園」
ようやくお目当ての大和葛城山 自然ツツジ園に到着しました。
想像をこえる面積で真っ赤なツツジの絨毯が広がっていました。
大和葛城山 自然ツツジ園から望む山麓一面のツツジは「一目百万本」と称されています。
ツツジの見頃
葛城山のツツジの見頃は、毎年ゴールデンウィークにかかる5月上旬から中旬前後です。
あとがき
葛城山頂名物 焼草団子
帰りは白樺食堂近くの売店で、葛城山頂名物という焼草団子をいただきました。
店先で焼いている温かい草餅に味噌の味がマッチして、なんとも美味しく元気がでました。
帰りのロープウェイの乗り場は長蛇の列でしたが、結構いい時間になっていたので往復切符にしておいて良かった感じでした。
次回は登山ブーツなどを購入して、山登りを楽しみながら山頂を目指そうと思います。