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Arai ASTRO-GX SPINE
グラフィックデザイン(RED/赤)
バイクのヘルメットを選ぶ上で決め手と言っていいほど重要なデザイン。
今回購入したのカーボン調のブラックベースに赤のアクセントを取り入れたグラフィック SPINE REDです。
スパインのカラーは他にもブラックとグリーンがあり、単色で5色に加えグラフィックではあと3種類がラインナップされています。
フォルム・機能
賛否両論に分かれるフォルム。
現行モデルのRX-7Xと比較すると被り口の間口が広く改良され、少し丸くどっしりしたイメージです。
ダクト
機能面ではベンチレーションにアライ初のシステムが導入されています。
前頭部のロゴマーク自体がエアーインテークになっており、左右のダクト(吸気口)は小ぶりなカバー自体のスライドで切り替える為、グローブをつけたままの操作が容易になっています。
エアロパーツ
近頃は後付けスポイラーがオプションで用意されているもモデルもありますが、アストロGXには排気口が備わった小ぶりなスポイラーが標準装備されています。
この辺りの見た目もまた賛否両論に分かれるところです。
インカム
インカムを取り付けがしやすいように、首周りのサイドに一部平らな部分を設け、コードも内装に収まるように設計されています。
アストロGXの付属品
プロシェードシステム
アライのRX-7RR4、Quantum-J でも使用してきたプロシェードシステム。
これはクリアシールドとスモークシェードを精度良く一体化させ、グローブをつけたまま日差しを調節できるシステムです。
太陽の位置によって変わる日差しにスモークシェードの上げ下げで対応し、夜間やトンネル内などの暗所で即座にクリアシールドに切替ができ安全です。
またハンドルなどにセットしたナビを見ながらのツーリングで、スモークシェードを上げなくてもクリア部分から常に画面が見えやすいというメリットもあります。
このメーカー独自のシステムは、初めてバイク雑誌で見た時の印象とは180°変わり、今では個人的にアライのヘルメットを選ぶ大きな理由の一つになっています。
プロシェード専用シールド
ヘルメット購入時についている純正シールドには、サンバイザーの取付けはできない為、改めてプロシェード専用シールドとサンバイザーを購入して取り替える必要があります。
別々でも購入できますが、スモークサンバイザーに関してはセット販売が設定されており、別々に購入するよりも少しお安くお得に手に入れることができます。
ミラータイプのサンバイザー
ミラーバイザーにしたい場合は、プロシェード用のクリアシールドを単品で購入することになります。
【VAS-V PSノンバイザーシールド 定価¥4,800(税別)】
サンバイザーはスモーク以外にもミラータイプのシルバー、レッド、ブルーがラインナップされています。
【VAS-V PSサンバイザー ミラー 定価¥7,400(税別)】
ピンロックシート
シールドに取り付けるオプションの曇り止めシートです。
ヘルメット購入時には付属していないので、必要であれば別途購入が必要です。
近年曇り止めシートはメーカー問わず採用しており、特に寒い時期や雨天時に威力を発揮します。
ツーリング後レビュー
被り心地
アストロ-GXは被り口の出幅と横幅を拡大した事により、バイクヘルメットの宿命とも言える口元の圧迫感や窮屈な感じが幾分和らいだ印象で、走行時の快適性に一役買っています。
脱着時のストレスも実際随分緩和されている為、ツーリングでもちょっとした寄り道回数が増えそうです。
ベンチレーション
新しいベンチレーションシステムは操作しやすく非常に快適です。
従来のフルフェイスヘルメットにはなかった前頭部ロゴ正面からの風を感じ、こめかみ辺りにエアーを送るインナーサイドダクト、操作性と吸気量を向上させたマウスシャッター、これらの機能により低速走行時から全体的に空気の流れを感じ涼しい感覚が生まれます。
今回新しいヘルメットに期待した、夏季の走行快適性は充分に向上されていると思います。
重さ
重さについては特に軽くも重くもなく、他のヘルメットと比べて特筆する部分は見当たりません。
所持しているヘルメットの中ではSHOEI(ショウエイ)のZ-7がとりわけ軽く感じ、それ以外はモデル・年式を問わず大差はないように感じます。
フィッティングによっても重さの印象は変わりますが、強いて言えば顎の周りにゆとりを持たせたアストロGXはその形状からチークパッドより頭部全体でホールドされる感覚です。
まとめ
今回デザインと機能を最優先に選んだアストロ-GXは、主観ですが満足のいく仕上がりです。
現行のヘルメットの中でもとりわけショート、ロングを問わずツーリングに適したヘルメットと言えます。
使い出すと買う前に迷ったフォルムも含めて走る度にお気に入り度が増し、この夏は他のヘルメット達の出番が減りそうです。
またここでは紹介していない機能や安全性能を向上させる改良も多く組み込まれており、全体的によくできたヘルメットだと感じます。