バイクのフロント・リアブレーキパッド交換|自分でできる簡単メンテ

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バイクを安全に乗り続けるためには欠かせない制動装置(ブレーキ)のメンテナンス。

ブレーキパットを交換するタイミングは計りづらいものですが、安全面では勿論のこと、ディスクを傷めると費用も割増ですので早めの交換を心掛けたいものです。

今回はキャリパーのオーバーホールなどはせず、最小限のメンテを兼ねた前後のブレーキパット交換をしました。

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ブレーキパッドとは

ブレーキパッドはディスクブレーキと呼ばれる制動装置を採用している車両に必要な消耗品です。

ディスクブレーキの仕組み

ディスクブレーキは、ブレーキディスク(ローター)とパッドが備わった制動装置の名称です。

ブレーキレバー、ブレーキペダルと連動する油圧システムによって押し出されるピストンが、パッドを介して車輪と共に回転するブレーキディスク(ローター)を挟み、摩擦抵抗を生じさせることによって減速や停止することを可能にします。

ブレーキパッドの交換時期

ブレーキングの度に摩耗していくパッドは、ごく僅かづつですが日々摩耗していきます。

パッドの金属部分が露見してしまうとディスクを傷めるだけでなく、十分に減速できず発する高熱によるベーパーロック現象などを引き起こし非常に危険です。

一般的には、パッドの厚みが1.0mmまで薄くなったあたりが交換時期として推奨されています。

フロント(前)ブレーキパッドの交換手順

フロントのブレーキパッドはフロントフォークからキャリパーを取り外して行います。

フロント:DAYTONA ハイパーパッドの長期保管品

フロントキャリパーの取り外し

パッドピンを緩めておく

まずはブレーキパッドを固定するパッドピンを六角レンチであらかじめ緩めておきます。

六角穴ボルト頭のパッドピンは上下2本

これはピンが固着していた場合、キャリパーを取り外してからよりも遥かに緩めやすいからです。

キャリパー取り付けボルトを外す

続いてラチェットレンチなどを使い、キャリパー取付ボルトを外します。

キャリパー取付ボルト2本を外す

ブレーキディスクやホース、パンジョー(ユニオン)ボルトに負担がかからないようにキャリパーを取り外します。

フロントキャリパーが外れました

フロントのブレーキパッドの取り外し

緩めたおいたパッドピンを引き抜くと、ブレーキパッドが外せます。

キャリパーからパッドピンを抜くとパッドが外れます

組み付け前のメンテ

汚れたキャリパーを洗い、ブレーキレバーを握ってピストンが正常に作動するかを確認します。

フロントパッドの組み付け

鳴き予防の面取り

近頃は一般的ではないようですが、ブレーキ鳴き予防のための面取りをしておきます。

パッドは面取り。ピンにはシリコングリス

シリコングリスを塗布

傷など問題がなければパッドピンは洗浄して再利用しますが、戻す前にシリコングリスを塗布します。

ピストンが接触するパットの金属部分にも、薄くグリスを塗っておきます。

トルクレンチを使って組み付ける

組み付けはキャリパー取付ボルト・パッドピン共にトルクレンチで締め付けます。

キャリパーを組み付け、パッドピンもトルクレンチで締め付け

⚪︎キャリパー取付ボルト:2.3kg・m 

⚪︎パッドピン:1.8kg・m

※車種によって規定トルク値は異なります。

リア(後ろ)ブレーキパッドの交換手順

リアはフロントとは違い、キャリパーを外さなくてもブレーキパッドの交換ができます。

リアのブレーキキャリパー

リアのブレーキパッド取り外し

キャリパープロテクターを外す

キャリパーを保護しているプロテクターなどがある場合は取り外します。

キャリパーガードを外すとパッドピンが見えます

パッドピンを緩めて引き抜く

フロントと同じように六角レンチでパッドピンを緩めて抜きます。

パッドピンを緩めて引き抜く

パッドピンを引き抜くとブレーキパッドが外れます。

パッドピンを引き抜きブレーキパッドを外す

リアパッドの組み付け

フロントと同じ手順でブレーキパッドを組み付ければ完了です。

ブレーキパッドの面取りとシリコングリス塗布

ブレーキパッド交換の注意事項

※パッドの交換直後は思うようにブレーキがかかりません。

くれぐれもいきなり走り出さず、ブレーキレバーとブレーキペダルを数回稼働させ、しっかり抵抗があることを確認してからゆっくり走り出すようにしましょう。